スポーツの国際大会などでよく「チャイニーズタイペイ」という国名を目にします。
この英語表記の国って一体どこかわかりますか?
高校時代わたしはまだ台湾という国を知りませんでした。
その当時日本では野球の国際大会WBCで盛り上がり、日本と対戦するいろいろな国を目にしてきました。
そこで見たチャイニーズタイペイはどこかのアジアの国なんだろうな程度にしか考えてなかったです。
今回は台湾の英語表記とチャイニーズタイペイとは?について軽くご紹介していきます。
チャイニーズタイペイとは
台湾という国は未だに国際連合に加盟できていません。
これは世界的に見て「台湾は国ではない」ということを指します。
なぜ国際連合に加盟できないかの理由は「台湾と中国」の関係について話さなければなりません。
国連に加盟できていないのでオリンピックや国際スポーツの大会では「台湾」や「中華民国」とは名乗れないんです。仮に名乗った場合は中国は激怒ですね。
デリケートな政治問題なのでこれ以上は触れないでおきますが、台湾がもし独立し国として認められた場合はこの呼称「チャイニーズタイペイ」は無くなります。
チャイニーズタイペイを日本で例えてみると分かりやすい
例えばですがチャイニーズタイペイを日本に例えてみるとこの呼称がどんなのなのかが分かりやすいと思います。
ジャパニーズトウキョウ
こんな感じ。
タイペイと言うのは台湾の首都「台北」の事を指します。
さて台湾人はこう呼ばれることについてどう思ってるのでしょうか?
答えは2018年中華民国統一地方選挙にあります。
2020年の東京オリンピックを「台湾」という呼称で出場するという事をオリンピック委員会に申請するかの是非を国民に聞いたのですが、反対票が多く実現しませんでした。
台湾の英語表記はなに?
台湾の英語表記については2つあります。
なぜ2つあるのかと言うと、さきほど言った台湾という国が国連で認められてない国だからなんです。
台湾人から言うと:
中国人から言うと:
こういった2つの英語表記がある原因は台湾と中国との歴史的背景が多くあるわけです。
最近では中国が各国の航空会社にTAIWANという表記を使わないでCHINAに変えろと圧力をかけたんですが、それに対しアメリカが子供じみた事はやめろと反論してくれた事があります。
→中国人に割り込みを10回以上された私が対策について教えます。
世界中で「Taiwan」は通じる
台湾人は外国人に対して絶対に「わたしの出身はチャイナだよ」とは言いません。
彼らからすれば台湾は台湾であって中国とは違うわけですから同じにされたくありません。
なので世界で広く通用する「Taiwan」のほうが英語の表記としては最適なのかもしれません。
メイド・イン・タイワン
最近無印良品で台湾の商品を多く見るようになりました。
なんとルーローハンのレトルトも無印良品で取り扱ってます。
無印良品のラベルの裏をよく見ると「原産国 台湾」と表記されています。原産国が台湾のものがおおくなりましたね。以前はメイドインチャイナでまとめられていたと思います。
台湾人は自分の英語の名前を持ってる
台湾人は自分の英語名を持ってます。
仕事のときとかも中国語での名前は使わずに英語の名前を使う台湾人が多いです。わたしが前バイトしてたときも英語名の台湾人が多いので中国語での本名はわかんない方がいました。
ケリーとかマイケルとかごくごくありふれた名前の台湾人が多いですので今度買い物したときやレストラン行った時に注意深く台湾人の名札を見てください。
わたしたち日本人は英語を勉強してる人でない限り自分の英語名を作ってないです。
でも台湾人は大体みんな自分の英語名を作ってます。聞いてみると英語の先生に付けてもらったり自分で勝手に選んだりと自分の英語名選考理由は結構簡単なものです。
→台湾人に英語は通じる?通じない?英語のレベルってどうなんだ
チャイニーズタイペイのまとめ
台湾の英語名は結局『Taiwan』か『Chinese Taipei』どっちなの問題は各個人が自分自身で決めてください。歴史的背景が多くありますのではっきりとこうだとは言い切れません。
2020年東京オリンピックはどうなってるか楽しみですね。