中国語を中国語でどのように言うか分かりますか?中国語は英語だと”chinese”です。
「中国語を勉強してます」や「中国語を話せます」といった文はどのように言うかを見ていきます。
結論を先に言いますと中国語は主に2つの言い方があります。
- 汉语
- 中文
この2つを使います。どういった違いなどがあるのでしょうか?
汉语と中文の違い
汉语と中文の意味はどちらも「中国語」という意味なのでどちらを使ってもOKです。
細かい違いを見ていくと、汉语は漢民族が使う言語という民族的観点から見た言語となるのに対して、中文は国家の観点からいわゆる中国から見ての言語となります。
ちなみになんですが私は台湾に3年以上住んでたことがあるんですが、一度も汉语という言葉を使ったことも聞いたこともありませんでした。台湾人に関しては中文の方を使います。(もしくは國語)
最近は簡体字の勉強も始め中国の方とも喋る機会が多くなってきました。中国人はどちらかというと汉语の方を多く使います。(中文でも通じる)
台湾人 | 中文か國語を使う。 |
中国人 | 主に汉语を使うが、中文や北京话を使う人もいる |
台湾に住んでいると「你會國語嗎? 你會講中文嗎?」とよく聞かれます。中国語できますか?の意味です。今度チャンスがあれば台湾人に「汉语」で答えてみようかと思います。
「中国語」を中国語で言うのは何が正解?
正解はなく、汉语と中文の2つならどちらでもいいかと思います。今自分がどちらの国で中国語を使いたいかで判断すれば大丈夫です。
中国語の試験に関して
日本での中国語の試験は中国政府がやっているHSKの正規名称は「汉语水平考试」です。中国政府としては中国語=汉语という見方になるということです。
日本中国語検定協会がやっている中国語検定(中検)は海外ではシンガポールと中国のみの開催であるのに対して、HSKは世界118の国と地域で開催されてます。
どちらを受けたほうがいいかはみなさんの判断に任せます。
ちなみに台湾の教育部がやっている中国語の試験は「華語文能力測驗 TOCFL」と呼ばれています。こちらは繁体字ができる人におすすめです。
まとめ
中国語を勉強するということはその国の歴史や文化を知っていないと理解できない点が多くぶち当たることがたくさんあります。中国語マスターは話せるだけではマスターとは言えません。そういった意味では日本語は簡単に思えます。
今後も引き続き中国語の学習を頑張っていきます。そして日本人の中国語学習者のために役に立つ情報をブログを通してシェアしていけたらと思います。