中国語で人の名前の後ろにつける敬称をどう言うか知ってますか?
中国語にも日本語と同じように敬称があります。
英語の場合だと「Mr」とか「Ms」など敬称の種類は少ないですが中国語は結構ややこしいです。
敬称の呼び方だけで相手との関係がすぐわかるので言語って面白いですよね。
また中国と台湾でも敬称について違う点が少しありますのでそこも注意して教えていきます。
中国語の「〜ちゃん」を表現する時
中国語で愛称を込めて名前を呼ぶときは名前の1文字を2度繰り返します。
パンダが良い例です。
「しゃんしゃん香香」と2度繰り返してます。
もちろん動物だけでなく人にも使えます。
中国のSNSアプリ微信の自分の中国人の友達を見てみると結構自分自身の名前を2文字に設定してるひとがいます。
中国語で「〜ちゃん」はまだある
中国語で「ちゃん」の敬称をつけたい場合は日本語そのままになります。
例えば
林ちゃんと呼びたい場合は「林酱」
王ちゃんと呼びたい場合は「王酱」になります。
中国のコスプレイヤーが最近自分の名前に「酱」をつけるようになりましたね。
中国の動画配信bilibiliでよく見ます。
酱の発音について
酱
jiàng
酱をカタカナ発音で読むと「ジャン」になります。
中国人が話す「ちゃん」をよく聞いてると濁音が混じってるのが分かると思います。
酱は日本語を学習している中国人が日本人に対して使う敬称だと思ったほうがいいです。
基本中国人同士の会話では「酱」は使いません。
でも最近ネットで美人の中国人女性に対して使うのは増えてきましたね。
中国語で「〜君」
中国語の「ちゃん」があるなら「君」もありそうですが君に関してはないです。
君を使う描写があるアニメを考えたら「名探偵コナン」が自分の頭の中で出てきました。
コナンの中国語は「柯南」になります。
蘭はコナンの事をいつも「コナン君」と呼んでます。
ですが上の写真の中国語翻訳では「柯南」と書いてあり呼び捨てです。
中国や台湾では「君」は日本と同じ意味ではありません。なので人の敬称に君を使うことはありません。
中国語で「〜さん」男性の場合
男性の場合は「先生」となります
先生
xiān shēng
先生は「×せんせい」とは読みませんよ。
男性の敬称「〜さん」にあたります。
中国語のリスニングテストで必ず出てくる中国語です。
王先生とか何度聞いたことか。
中国語の「〜さん」は日本語から来たのもある
桑
sāng
「〜さん」も先程紹介した「〜ちゃん」と同じように日本語から来てるのもあります。
読んでみると分かると思いますがそのまんま日本語と発音が同じです。
铃木桑とか田中桑みたいに書きます。
日本語勉強してる中国人が日本人に対して使ってるのをよく見ます。
私も何度もこの敬称で呼ばれたことがあります。
女性の「〜さん」小姐は要注意
中国語で学習してるとぶち当たる壁のひとつが台湾と中国。
同じ北京語なんですが違うことが多々あります。
例えば今回の「小姐」
小姐は台湾ではOKですが中国では使いません。
台湾にあるレストランで食べていて女性店員さんを呼びたいときは「小姐」と呼びます。
中国では「小姐」は水商売の女性を指しますので使えません。中国の南の地方では使えるとこもあると思いますが気を付けないと失礼になってしまうので使わないほうがいいです。
台湾では「小姐」は使えるけど中国では使えない
中国語の敬称のまとめ
中国語の敬称は日本と同じく結構複雑です。
母国語ではない中国語を使うので気を付けて言いましょう。気づかないうちに相手を傷つけてる可能性もあります。
もし困ったら
我该怎么称呼您呢?
wǒ gāi zěn me chēng hū nín ne ?
「私はあなたをどう呼んだらいいですか?」
と聞くのが1番です。