繁体字は日本語の感じと共通している部分もあるために中国語初学者からすればとても入りやすい語学だと思います。
中国語大陸で使われている簡体字は日本語で言うなら「略字」です。中国人の識字率を上げるために作られた字体と言われてます。当時中国の都市部では満足な教育が受けられていたのですが農村ではそうはいきませんでした。
繁体字を勉強するメリットは?
簡体字は中国大陸とマレーシア、シンガポールで採用されており、台湾と香港では使われていません。
私は繁体字から中国語学習に入り今では簡体字への移行しつつある段階です。繁体字を勉強する上でのメリットをあげるなら、台湾人からの好感度が上がる点です。
台湾人とのLINEなどで繁体字を使うと驚かれますし喜んでももらえます。
台湾の人口は約2300万人
台湾の人口が約2300万であるのに対して中国は桁が一桁違います。約13億人です。
なにが言いたいかと言うと繁体字の需要は約2300万にまでしかないという点です。言語交換をしたいと思ったときは圧倒的に簡体字学習者のほうが見つけやすいです。
それにネットで情報を調べたいと思うのなら圧倒的に中国の簡体字で調べたほうが情報量が違います。私は中国語の翻訳を探すときは簡体字を使って調べてます。中国人はGoogleが使えないので調べるときは中国の検索エンジン百度buiduを使います。13億人が使う検索エンジンですので情報量が圧倒的です。
中国語を勉強を始めようと考えている方は今一度真剣にどちらの字体で勉強するかが考えたほうが良いです。両方学習したことがあるわたしから言わせていただくと簡体字をおすすめします。
あなたが繁体字を勉強したいのなら
繁体字のテキストは日本ではほぼ売ってません。台湾の語学学校で採用されているこちらの「實用視聽華語」を激しくおすすめします。
台湾の語学学校だと割引で買えます。生徒じゃなくても遊びに行ったときに買えました。値段がいくらでどれくらい安くなったか忘れましたが内容を見てもらえればかなりコスパの良い中国語のテキストとなってます。
Amazonでも売ってるのを見たことがありますが、めちゃ高いです。輸入して誰かが転売しているのでしょう。必ず台湾現地で買ってください。
この「實用視聽華語」の繁体字のテキストで
- 繁体字での単語
- 会話練習
- CD付きでリスニングできる
- 台湾の文化を背景にししたストーリー
- 注音と拼音の両方が学習できる
- 中国語の文法
これだけのメリットがあります。繁体字テキストではナンバーワンだと思います。さすが語学学校で採用されているだけあります。
翻訳は英語です。例文もしっかり付いてます。
注音と拼音の両方が学習できるのは最強だと思います。日本でこのテキストを超えるのは出会えないと思います。
まとめ
繁体字の学習については簡体字と比べるとかなり効率が悪い点が多いです。それに日本で有名な中国語の試験「HSK検定」と「中国語検定」は簡体字での出題になってます。
あなたが簡体字もしくは繁体字どちらで勉強するかはしっかり考えてからにしましょう。当ブログの記事で中国語の字体選択の手助けが出来たら幸いです。