寒くなると鍋料理が食べたくなりますよね。
中国と台湾では鍋はとても愛されており「火鍋」と呼んでいます。日本でも最近「火鍋」というワードを多く見るようになりましたね。台湾からの影響かな。
さて鍋料理の一種「しゃぶしゃぶ」と「すき焼き」の中国語ってなんなんでしょうか?日本語でそのまま「シャブシャブ」と発音するのか?についても紹介していきます。
しゃぶしゃぶの中国語について
しゃぶしゃぶの中国語
中国では涮火锅(shuàn huǒ guō)
台湾では涮涮鍋(shuàn shuàn guō)
しゃぶしゃぶの中国語についてですが、中国と台湾で若干の違いがあります。ただどちらを言っても通じるとは思います。
「涮」の中国語の意味ですが
(手や物を水の中に入れて)すすぐ、ゆすぐという動詞になります。なので「肉をしゃぶしゃぶする」と言う時は涮肉と言います。
しゃぶしゃぶと発音しないの?
しゃぶしゃぶと発音はしません。
もし仮に中国人に対してしゃぶしゃぶと言うとと恐らく「呷哺呷哺」という店を思い浮かべる人がほとんどです。こちらの店は台湾から来た1人鍋専門店で中国全土に800店舗以上もあるチェーン店でとても有名です。
店の名前の由来は日本語のしゃぶしゃぶから来てると思います。なのでしゃぶしゃぶと言っても、肉をさっとくぐらせて食べる鍋とは思われないです。
すき焼きの中国語
すき焼きの中国語
中国では寿喜烧(shòu xǐ shāo )
台湾では壽喜燒(上と同じ発音)
寿喜烧と壽喜燒の違いは簡体字か繁体字かの違いです。読み方は一緒です。
今まで台湾と中国で生活してきましたがすき焼きは全く見ないですね。私が思うにすき焼きは中国人や台湾人にとって味が濃すぎて(しょっぱい)あまり受け入れられていないのだと思います。
それに日本のすき焼きは生卵につけて食べますが台湾や中国では生では食べません。 習慣の違いもありますし、卵の衛生レベルがそこまで高くないのもあります。
中国では寿喜烧と付け足しで「日本式牛肉鍋」と書かれています。
まとめ
寿司(すし)のようにそのままの日本語発音で通じると思いましたがそうはいきませんでしたね。すき焼きに関しては中国や台湾ではあまり浸透してませんので「SUKIYAKI」でも通じる可能性もあります。
大きな中国では各地に色々な鍋の特色があります。辛いのであったり羊を食べたりと。鍋大国中国、台湾について今後もウォッチしていきたいと思います。
写真は北京名物「涮羊肉」です。
北京に遊びに来る方はぜひ食べてみてください。羊肉をしゃぶしゃぶして食べれるのは日本ではなかなかできないですよね。