台湾ではピンインは使われているのでしょうか?
中国語を勉強する上で漢字にフリガナがないと読めません。そのフリガナに当たるのが拼音ピンインと呼ばれる発音符号です。ピンインはローマ字ができる日本人にとってはとても使いやすいです。
台湾在住歴3年以上の私が台湾人はピンインを使わないのか?について教えます。
結論を先に言いますと台湾人はピンインを使いません。
ピンインを使わないならどうやって漢字を読んでるのかって問題になりますよね。
台湾人はピンインを使わない
上のiPhoneのキーボートは注音になります。
台湾人はピンインを使いません。
何を使っているかと言うと注音符号を使ってます。
別の名をボポモフォ
私も中国語を最初に勉強してた時はピンインではなく注音を使ってました。その後台湾の語学学校に入りピンインを勉強するようになりました。
台湾人がよく言うのは、注音で勉強すれば中国語の発音がより正しく理解できるそうです。
注音符号とは?
注音符号(ちゅういんふごう, ちゅうおんふごう、チューインフーハオ)とは、中国語の発音記号の一つ。現在は主に台湾で用いられる。先頭の四文字「ㄅㄆㄇㄈ」からボポモフォ (bopomofo) とも呼ぶ。
注音符号は古代の篆書・古文などから字形の簡単なものを取って表音文字として使うもので、1文字から3文字で(声調を除く)中国語の1音節を表すことができる。中華民国時代に制定された。中華人民共和国では拼音が使われ、注音符号はほとんど使われていないが、台湾では今でも現役で使われている。
wiki引用
注音は「ㄅㄆㄇㄈ」この記号を使います。
見た目が可愛いです。
長いこと拼音ピンインを使っていたので注音は忘れてしまいました。
台湾の語学学校では注音符号を使わない?
台湾の語学学校は3ヶ月だけ通ってました。
台湾の語学学校の教科書はピンインと注音両方書かれています。ですが基本先生はピンインで生徒たちに中国語を教えることになります(もしかしたら語学学校によるかもしれません)
通常台湾の語学学校は外国人向けに中国語を教えるところなので英語圏の外国人が多いです。
ピンインはローマ字で構成されおります。
ですので欧米圏の外国人はピンインの方が覚えやすいのです。新たに新しい記号を覚えなくて済むので注音を学習する外国人は少ないのが現状となります。
注音を勉強するということは簡単に言うなら韓国のハングル文字を覚えるようなイメージです。
そして台湾人はピンインを使えません。使うのは中国人です。
もし注音を使ってた場合はそこで台湾人だと判断することができます。逆にピンインを使ってれば中国人となります。
注音ボポモフォはどんな人が勉強するべき?
注音は台湾でしか使われていないので今後台湾だけで生活していくならボポモフォは覚えておいたほうがいいです。
分からない中国語があったときに台湾人にその漢字のフリガナを書いてもらったとしても注音が分からなければ読めません。
ですが注音ができないからと言って台湾で生活できないわけではないです。
ピンインだけでも特別苦労することはありません。
ただ台湾人と友達になって注音を使ってるのが分かった時すごい喜ばれますよ。
注音符号を覚えるのに最強の無料アプリ
AppleStoreで「注音」と検索すれば出てきます。
どんなに初心者でも注音をすぐ覚えることができる最強の無料アプリです。
注音の発音が流れるのでそれに当てはまる注音符号を選ぶクイズ式になってます。面白くてハマりますよ。
台湾人はピンインを使わない
台湾で3年以上暮らしてましたが1度もピンインを使う台湾人を見たことがありません。
ですが中国とビジネスのやり取りをしている台湾人でしたらもしかしたらピンインを使ってるかもしれませんね。
どちらにせよ中国語の発音記号なのでどちらで覚えても会話には特に支障は出ません。話しているだけではどちらの発音記号を勉強しているかなんて絶対分かりません。